当社のストーリー
はじめに:当社のDNA、文化、
歴史は責任投資に根ざしています
1983 年 9 月、金融規制緩和、国有企業の民営化、労働組合改革を背景に、ブリティッシュ・テレコム(BT)と英国郵便の年金基金運用のため当社は設立されました。
1981 年
1981 年、英国郵便から通信部門が分離され、BT が設立されました。英国郵便と BT はそれぞれ、年金受給者の資産を管理する責任があったことから PosTel Investment Management として当社は設立されました。
会社設立初日から当社は各企業へエンゲージメントを実践してきました。 実際、1983 年には、最高経営責任者である Ralph Quartano は、 Marks & Spencer の取締役会が取締役に対して特別融資を行った事に対しエンゲージメントを行い、歴史的にも有名な介入を実施しました。「セント・マイケル(大天使の聖ミカエルと同名の自社ブランド)は天使の側にいなければならない」と、彼は語りました。( セント・マイケルは、2000 年まで Marks & Spencer が所有および使用していたブランドです)

1986 年
3 年後、ロンドンの金融街は大きく変貌しました。1986 年 10 月 27 日、マーガレット・サッチャー首相による金融規制緩和が実施されました。「ビッグバン」として知られるこの事件は、シティに革命をもたらしました。

1993 年
BT年金基金(BTPS)が 1993 年 1 月 1 日に設立されました。同年、コーポレート・ガバナンスの向上に先駆的に取り組んできたアラステア・ロス・グービーが最高経営責任者に就任しました。
1995 ~ 98 年
1995年、BT 年金基金が、英国郵便側が保有する PosTel の株式を購入し、単独株主となりました。そして、社名を Hermes Pension Management に変更しました。

その1 年後、当社は投資サービスを第三者のお客様にも提供することを決定しました。1998 年、グービーの指揮の下、Hermes Focus Asset Management が設立され、機関投資家が取締役会に異議を唱え、コーポレートガバナンス改革を推進することで株主価値を高める道が拓かれました。「フォーカスファンド」は、ヨーロッパの大手企業において、企業の変化を促す、影響力の大きな活動を主導しました。
コーポレートガバナンスの革新
当社の使命である、お客様に「持続可能な資産形成」を提供する活動は1980 年代に始まりました。英国のコーポレートガバナンスは、1980年代に企業の破綻やスキャンダルが発生したことにより、一般的に議論されるようになりました。
グービーは、上場企業のCEO の任期短縮を訴え、英国の大手企業 100 社の会長に手紙を送り、取締役の長期継続契約の見直しを要請しました。また、CEO と会長職の役割を分離することも求めました。
各企業はこれに耳を傾けるようになり、グービーの考えは後にキャドバリー、グリーンベリー、ハンペル、ヒッグスの各報告書にて採用され、発展し、最終的に英国コーポレートガバナンス・コード(旧統合規範)に盛り込まれました。
当社は 1996 年に、企業のコーポレートガバナンスに特化した投資チームを設立しました。
ミレニアムの幕開け
当社は、2000 年代から 2010 年代の大半において、ブリティッシュテレコム年金(BTPS)のインハウスマネージャーでした。そして近年では、この実績を活かして、世界中の投資家を対象とした盤石な顧客基盤を形成してきました。
2000 年代はインターネットバブルに始まり、世界金融危機で終わったことから、金融市場では「失われた 10 年」とみなされています。この激動の時代の中、当社はビジネスの変革を行ない、上場株式、クレジット、不動産、インフラストラクチャー、プライベートエクイティ、そしてプライベートデットを対象とする幅広い戦略を打ち出し、顧客サービスを拡充しました。
スチュワードシップ:初日から業界の先頭に立つ
スチュワードシップは、責任ある投資と持続可能な資産の創出の鍵であり続けてきました。スチュワードシップでは、企業の環境・社会・ガバナンス(ESG)の状況を改善することで、リスクの軽減とポジティブなインパクトの両方を実現することができます。
当社は、1983年に、当社が運用する40万人の受益者のニーズに応えることを明確にして以来、スチュワードシップの最前線に立ち続けています。受益者に代わって行う投資判断が、将来の社会を形成することにつながると理解しています。
2004 年には、EOS at Federated Hermes Limited というスチュワードシップサービスを開始しました。当社が EOS を開始したのは、情報に精通し、株主が関与している企業ほど、優れた長期的なアウトパフォームを達成できる可能性が高いと信じているためです。
6 人のチームからスタートした EOS は、現在では資産運用会社の中で世界最大級のスチュワードシップリソースを有し、助言対象資産は 1.8 兆ドル(約290兆円)に達しています1。EOS は現在、多くのシニアアドバイザーとともに働く、多様性に富んだマルチリンガルの大規模なチームとなっています。
12024 年 6月 30 日時点。1ドル=161円で計算。
オーナーシップ
2018 年 4 月、米国最大級の運用会社である Federated Investors(以下「Federated」)が、BT 年金基金(BTPS)からHermes事業の過半数持ち分を取得する合意を発表し、当社は新たなステージに踏み出しました。
当社にとって、この取引は成長の機会となりました。Federated と合併することで、Federatedが持つ米国における広範な金融仲介ネットワークと、当社の英国、欧州、アジアにおける、急成長中の顧客基盤を活用し、真にグローバルなアクティブ資産運用会社を共に創り上げることができるのです。さらには、両社が各々に持つ能力や資産は互いに補完し合うものであり、スチュワードシップに対するお互いのコミットメントも同様でした。
2018 ~ 2019年
2018 年 7 月、FederatedによるHermesの買収が完了しました。BTPS は 29.5% の持ち分を保持し、うち 10.5% については、特定の役員およびその他の従業員のために従業員福利厚生信託に組み入れました。
同年、Federated は米国証券取引委員会(SEC)に Federated Hermes SDG エンゲージメント株式ファンド(1940 年投資会社法に基づく当社の SDG Engagement Fund)を申請しました。これにより、Hermesの運用商品の米国での販売が開始され、2018 年に最初の 5 つの共同ファンドが設定されました。2019 年 3 月、Federated 社の戦略に ESG 要素とエンゲージメントを統合するため、Responsible Investment Office(RIO)が創設されました。
2020 年
2020 年 2 月、Federated Investors Inc.と Hermes Fund Managers Ltd. の両社は、社名を Federated Hermes に改めることを正式に発表しました。2021 年 9 月1 日より、Federated Hermes Limited はFederated Hermes, Incの子会社となりました。
2021 ~ 2023 年
2021 年、Federated Hermes Limited は Net Zero Asset Managers Initiative に加盟しました。同年、新興国デット・ファンド、サステナブル・グローバル・エクイティ・ファンド、気候変動ハイイールド・クレジット・ファンドを設定しました。当社は RIBITM(Responsible Investment Brand Index)より、サステナブル投資に対するコミットメントについて、世界の資産運用会社 500 社中第 1 位に選ばれました。
2023 年には、サステナブル・グローバル投資適格クレジット・ファンドやユーロ建て短期ユーロ・プライム・ファンドなど、数々の商品の販売を開始しました。プライベートマーケットにおいては、GPE Innovation Fund II も設定しました。気候変動ハイイールド・クレジット・ファンドがパリ協定整合ベンチマークを採用。
Federated Hermes 設立まで
当社は何十年にも渡り、資産運用とサステナビリティ―の領域における先駆者として、
歴史を創造してきました。
そして、今、Federated Hermesとして、エキサイティングな、新たな章の扉が開かれました。
Federated は米国債のみで運用する
初のファンドを設定
- Hermes は、画期的な責任あるオーナーシップ原則の中で、投資家が企業に何を期待すべきかを表明
- Hermes は、世界の投資家にスチュワードシップを説明するために「エンゲージメント」という用語を創出
- Hermes EOS(現 EOS at Federated Hermes Limited)の設置
- クレジットの ESG リスク・
プライシング・モデルを開発 - Hermes はインパクト・オポチュニティーズ戦略と SDG エンゲージメント株式戦略を設定
- Federated が Hermesを買収
- Federated と Hermes が SDG エンゲージメント・ハイイールド戦略を設定
- ピッツバーグに責任投資オフィスを設置
- Federated Hermes を設立
- EOS の助言資産が 9,150 億ポンドを突破
- Federated Hermes Limited の CEO である、Saker Nusseibehが、責任あるビジネスへの貢献でCBE(大英勲章3位)を授与
- Net Zero Asset Managers Initiative に加盟
- サステナブル・グローバル・エクイティ・ファンドと気候変動ハイイールド・クレジット・ファンドを設定
- 生物多様性株式戦略を設定
- サステナブル・グローバル投資適格クレジット・ファンドを設定
- サステナブル・グローバル IG クレジット、ユーロ建て短期ユーロ・プライム・ファンドを設定
- GPE Innovation Fund II を設定
- 気候変動ハイイールド・クレジット・ファンドがパリ協定整合ベンチマークを採用
- グローバル・プライベート・マーケットに関するウェブサイトを開設